AKUMA NO SHIRUSHI

Friday, July 19, 2019

mon père,GIACOMETTI

2014年悪魔のしるし新作演劇公演

わが父、ジャコメッティ

YOKOHAMA:Oct.11-13 | KYOTO:Oct.16-19 | SWITZERLAND:Nov.4,6,11

一面記事

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    『わが父、ジャコメッティ』再演@国立国際美術館(大阪・中之島)
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    『わが父、ジャコメッティ』再演@国立国際美術館(大阪・中之島)

    「エッケ・ホモ 現代の人間像を見よ」展(2016年1月16日(土)~3月21日(月・祝)/国立国際美術館)関連事業・ダイキン工業現代美術振興財団創立20周年記念事業として再演いたします。
    この展覧会は、さまざまな社会的矛盾、不合理に直面する中で生みだされる現代美術の人間像をテーマとしたものであり、そのような作品群の先駆けともなったジャコメッティの制作行為を題材にした演劇として上演いたします。

    詳細はこちら

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    〜木口敬三作品集〜
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    〜木口敬三作品集〜

    悪魔のしるし新作演劇『わが父、ジャコメッティ』公演記念アイテムとして、出演者である木口敬三(洋画家)の作品集を製作いたしました。
    画家・木口敬三の40年以上のキャリアから、選りすぐりの作品ばかりを集めた初めての作品集です。
    横浜公演、京都公演会場で1冊300円にて販売しており、好評をいただきました!

    限定部数のみの取扱ですが、ご購入希望の方は悪魔のしるしメールアドレス info@akumanoshirushi.com まで
    ①お名前②ご住所③お電話番号④ご購入希望冊数
    をお知らせください。
    こちらから、ご連絡差し上げます。

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    ''Mon Père, Giacometti'' @Das Neue Theater am Bahnhof
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    ''Mon Père, Giacometti'' @Das Neue Theater am Bahnhof

    悪魔のしるし演劇公演「わが父、ジャコメッティ

    バーゼル近郊の劇場にてラストステージを迎えます。

    Akumanoshirushi ''Mon Père, Giacometti''

    Our last performance at Das Neue Theater am Bahnhof, Basel in Switzerland !

     

    とき:

    11月11日(火) 20時開演 /20:00 11th November 2014

    ところ:

    Das Neue Theater am Bahnhof

    Stollenrain 17
    4144 Arlesheim,
    Switzerland

    MAP:Noriyuki KIGUCHI

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    "Mon Père, Giacometti" Trailer 本篇
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    "Mon Père, Giacometti" Trailer 本篇

    使用楽曲:木口家のための二声のエチュード(阿部海太郎)Étude à deux voix pour les Kiguchi by Umitaro ABE

    →Trailer 本篇

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    "Mon Père, Giacometti" Trailer
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    "Mon Père, Giacometti" Trailer

    Atelier ver.

    Living room ver.

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    あらすじ SYNOPSIS
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    あらすじ SYNOPSIS(あくまでも現時点でのもの)

    老人と若い男は父子である父はかつて(現在も?)画家であり息子もまた舞台藝術に関わる仕事をしている近年父は痴呆が進み息子はその介護のため自分の仕事を少し控え同居生活をしている父は若い頃熱烈に憧れた芸術家アルベルト・ジャコメッティと自分を混同し始めている日本人学者矢内原伊作とともに毎日アトリエに篭もり強烈なデッサンを描き続けたジャコメッティの生活をなぞろうとしている矢内原だと誤認される息子は仕方なく父親の妄想に付き合い一日中デッサンのモデルとして椅子に座り続ける妄想の中にいる父は仏語を話す若いころの猛勉強の賜物である父の仏語は老いてもそれなりに流暢なため語学の苦手な息子は父が何を言っているのかまったくわからない父の言うことを理解しようと辞書を調べたりTVの教育番組で仏語を勉強する息子はいったい自分は何をやっているんだろうと途方に暮れるあるとき息子は矢内原伊作の残した記録を見つけ父が話していることが全てこの本からの引用だと知る父の妄想に付き合うためこれらの記録に残された矢内原伊作の発言をセリフとして暗記し始める息子こうして父と息子の奇妙な演劇的生活が始まった……しかし時々父は自分自身に戻る日本語を話し息子を息子として認識し父親として会話する息子にとっても一息つける休憩時間のようなひとときしかし普段の父は愚痴っぽく悲観的厭世的で一緒に居るとこちらまで落ち込んでくるもしかしたらボケてジャコメッティになりきっている父との時間のほうがよっぽど充実しているのかもしれないそして息子は今日もまた矢内原役として椅子に座る

     

    SYNOPSIS

     This is going to be only one of many dramatics built around binary oppositions.

     The young and the old men are father and son The father was once (or he is still now?) a painter and the son is also working in the field of theater arts As the father's dementia progressed in recent years the son has decided to take a leave from his work and is now living with his father to take care of him In the past few months the father has been confusing himself with Alberto Giacometti of whom he passionately admired when he was young He is living the life or tracing the path of GIacometti when he was in the atelier everyday producing incredible dessin along with a Japanese scholar Isaku Yanaihara The son being mistaken as Yanaihara obeys with his father's delusion by sitting in the chair to become his model all day long The father living in the delusional state talks in French With his experience studying abroad in his youth and learning the language in the hard way his French is still relatively fluent The son on the other hand does not have a knack for language so he cannot comprehend what his father is saying To understand the father the son tries studying French by looking into dictionary and through an educational TV program and so on but eventually questions the purpose and its pointlessness of doing soOne day after discovering documents recorded by Isaku Yanaihara (such as the book "With Giacometti") the son realizes that his father's speeches were all quotes from this book In order to deal with the father and his delusion the son begins to memorize Isaku Yanaihara's words as his 'lines' Thus begins the strange theatrical relationship of father and son ……However the father occasionally comes back to his normal self He would speak in Japanese and recognize the son as his actual son and carry a conversation with him as father For the son this is like a brief moment of break from his performance Ironically the usual father is pessimistic with a lot to grumble about life which depresses the son Perhaps the time with the confused father pretending to be Giacometti is much more fulfilling and affluent The son sits in the chair and plays the role of Yanaihara again and again

スイスツアー

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    ''Mon Père, Giacometti'' Chur Photo : Takio Okamura
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    ''Mon Père, Giacometti'' Chur Photo : Takio Okamura
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    ''Mon Père, Giacometti'' Dornach Photo : Takio Okamura
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    ''Mon Père, Giacometti'' Dornach Photo : Takio Okamura

本公演(KAAT)

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    "Mon Père Giacometti" KAAT Photo:Hideto Maezawa
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    "Mon Père Giacometti" KAAT Photo:Hideto Maezawa
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    "Mon Père Giacometti" KAAT Photo:Hideto Maezawa
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    "Mon Père Giacometti" KAAT Photo:Hideto Maezawa
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    "Mon Père Giacometti" KAAT Photo:Hideto Maezawa
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    "Mon Père Giacometti" KAAT Photo:Hideto Maezawa
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    "Mon Père Giacometti" KAAT Photo:Hideto Maezawa
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    ポストパフォーマンストーク(10月12日)阿部海太郎 x 荒木悠 x 危口統之×司会:金森香
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    ポストパフォーマンストーク(10月11日)core of bells x 危口統之(悪魔のしるし)×司会:島貫泰介

インフォメーション

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    新聞掲載:バーゼル(スイス公演)
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    July 19, 2019

    バーゼル地方紙Basler Zeitungの文化欄にて劇評を書いていただきました!

     

    【バーゼル新聞 2014年11月13日木曜日】

     

    日本のだまし絵「わが父、ジャコメッティ」

    トーマス・ヴァルドマン

     

    人形浄瑠璃文楽で日本の伝統文化遺産を示したカルチャースケープスでは、続いて世代間の葛藤、西洋の象徴を通した疎外、フクシマ以降の意味探しに関する現代演劇プロジェクトが上演される。

    火曜日にアーレスハイムのノイエステアター(新劇場)で上演された芸術家集団悪魔のしるしによる作品「わが父、ジャコメッティ」は、そのうえ実験によって成り立っている。演出家・パフォーマーの危口統之は演劇ではなく建築やパフォーマンスを起点としている。彼は父と息子との間の好意と不信感に関する物語を語り、そこにはアルベルト・ジャコメッティとの出会いが入り込む。ジャコメッティらしい、人間と芸術の「不完全さ」に関する遊びがここでは計画的に行われている。同時にこのプロジェクトはパリのジャコメッティのアトリエで交換学生として学び、ジャコメッティの絵のモデルも務めた矢内原伊作の書籍に基づいている。

     

    ガムテープによる彫刻

    作品の大筋は以下の通り:認知症の父(危口の実父で画家の敬三によって演じられる)は自分がジャコメッティであると思い込み、絵を描き、学校で習った程度のフランス語を話す。その息子(危口統之)はその幻想に付き合って、父の絵のモデルを務める。舞台上では危口父としての実際の経歴と物語の登場人物としての経歴が混ざり合い——作品の由来も共に語られる。女優(大谷ひかる)は自らのキャリアビジョンについて語るが、日本からの交換学生と不倫していたジャコメッティの妻アネット役にも変化する。

    大量の小道具(振り子時計、イーゼル、ロッキングチェア、ジャコメッティの彫刻を思い出させるガムテープによる仮面)により奇妙で滑稽で感動的な人物と知覚のだまし絵が立ち上がる。ドイツ語字幕はただ理解を助けるだけでなく、演出の一部となっている。この作品はジャコメッティの引用を拠り所として「自分がどこにいるのか分からない」という文章だけでなく、「私は誰なのか?」という問いかけによって幕を閉じる。

    (翻訳:横堀応彦)

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    掲載情報:ワンダーランド劇評(武藤祐二)
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    July 19, 2019

    小劇場レビューマガジンワンダーランドにて武藤祐二さんに劇評を書いていただきました!

    (3)悪魔のしるし「わが父、ジャコメッティ」◎虚と実のトポロジー

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    掲載情報:ワンダーランド劇評(柴田隆子)
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    July 19, 2019

    小劇場レビューマガジンワンダーランドにて柴田隆子さんに劇評を書いていただきました!
    劇評「再現の美学」柴田隆子

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    掲載情報:シアターガイド1月号
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    July 19, 2019

    シアターガイド1月号のSTAGE GALLERYに横浜公演の舞台写真が載りました!

    →シアターガイドWEBサイト

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    新聞掲載:バーゼル(スイス公演)
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    July 19, 2019

    バーゼル地方紙Basler Zeitungの文化欄にて

    CULTURESCAPES紹介のひとつとして、本作について書いていただきました!

     

    【バーゼル新聞 2014年11月12日水曜日 文化面19面】

    成果主義社会へのまなざし

    カルチャースケープスが若者世代の日本演劇をバーゼルに招聘

     

    アンドレアス・レーゲルスベルガー

     

    (以下、「わが父、ジャコメッティ」に関連した部分のみ翻訳)

     

    危口統之は1975年日本南部の倉敷で生まれた。建築を勉強し、2008年にグループ「悪魔のしるし」を結成。その演劇作品がヨーロッパに招聘されたのは昨日アーレスハイムのノイエステアター(新劇場)で上演された新作「わが父、ジャコメッティ」が初めてだった。それ以前にチューリッヒなどで行われた「搬入プロジェクト」という名前(ラベル)で行われた作品では、演劇的パフォーマンスにおける共同体贈与機能を調査した。

    コンセプトがシンプルなほど、回毎の結果は非常に異なっている。 観客は力を合わせて努力する行為に集まり、たいへん重量感のあるごつごつした彫刻作品をAからBまで運ぶ。それぞれの場所への関連性や、一緒に取り組むことで具体的な問題を解決していく共同体。これらが危口が前作で取り組んできた大事なテーマだった。

     

    認知症の芸術家

    最新作「わが父、ジャコメッティ」で取り上げられたのは、彼自身、芸術、そして社会を統べている問題だった。今作で危口統之は実の父親である木口敬三と舞台上に立つ。舞台上での父親は実生活と同じく1人の画家である。劇中彼は、想像上で次第に若い頃自分が感銘を受けたアルベルト・ジャコメッティになっていく認知症の芸術家の役を演じる。その息子役(劇作家・演出家の危口統之本人が演じる)は、父親のいる想像世界への入り口を見つけるため、日本人哲学者でフランス哲学の勉強でパリ留学中にジャコメッティのモデルを務め、その経験を日記に書き留めた矢内原伊作(1918-1989)役をこなす。

    今作は家族旅行のように構成されている。父親のほか、危口の実の母親も幕の裏側から上演に関与している。ここでは自身の家族の絆に対する問いかけは、ただ主題として扱われるだけでなく、実際にその場で経験されるのだ。

    (翻訳:横堀応彦)

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    TV出演:ベリンツォーナ(スイス公演)
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    July 19, 2019

    スイス公共放送局のイタリア語チャンネルRSIの11月8日付デイリーニュースにて取り上げていただきました!

    13分50秒くらいから登場します。宮﨑駿監督のジブリ作品と比較?されているのでしょうか

    こちらからご覧いただけます

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    新聞掲載:クール(スイス公演)
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    July 19, 2019

    クール地方紙Die Südostschweizの文化欄に劇評が載りました!

     

    【南東スイス新聞 2014年11月6日木曜日 地域文化面】

    日本人は何を知っていて、私たちが知らないことは何か?

     

    火曜日テアタークールで日本人パフォーマー危口統之による作品「わが父、ジャコメッティ」のヨーロッパ初演が上演された。

     

    ウルシナ・トラウトマン

     

    正直なところ、あなたは痴呆の父親に関する日本の演劇作品を観に行く気があるだろうか? たぶん違うだろう。日本人パフォーマーで演出家の危口統之はそれゆえ作品を「わが父、ジャコメッティ」と名付けた。100フラン紙幣の文化イコンがおびき寄せる。そして火曜日の夜、テアタークールにはジャコメッティを知る者、ジャコメッティに精通している者、それどころかジャコメッティの遠い親戚も集まった。観客達はみな、日本人が我々に見せたいものを待ち望んでいたが、危口は彼の劇団悪魔のしるしで計画的にその期待の裏を掻いてみせた。

    危口の作品は既にバーゼルとチューリッヒでも行われている。2年前に彼はそこで木材や布地からなる巨大な彫刻作品を作り、観客の助けを得てその物体をバーゼルのライン川沿いにある兵舎(カゼルネ)に運んだ。チューリッヒ湖では、ビール1杯と引き替えに、人々にビールケースからなる重い構造物を持たせ、小さな島にかかる狭い橋の上を運んだ。このようなアクションを危口は搬入プロジェクトと名付けた——皆で何かを運ぶ。

     

    権威とのユーモア溢れる遊び

    「わが父、ジャコメッティ」においても根本的にはこのテーマが扱われる。本作で危口は実の父親で画家でもある木口敬三を舞台上に上げた。作品の冒頭で危口は「私たちはみな素人です」と予告し、その後「父は芸術を必要としていますが、芸術が父を必要としているのか、私には分かりません」と続ける。

    にも関わらず:危口父はスーパーマーケット(注:作品中ではデパートとして紹介)で定期的に絵を展示し、販売してもいる。その度に家には新しい冷蔵庫が並ぶ。すると父は「海外での実績も触れろ」と反発し、息子はそれに義務的に従う。この日本の劇団はここで、権威とその解体に関する絶妙でユーモア溢れる遊びを見せる。

    そのうえ:パフォーマー危口はガラクタでめちゃくちゃになっている舞台(父親のアトリエを模して作られた)の上を冷静に歩き回る。あたかも演劇の観客がそこにいないかのように。いずれにせよぼけた父親が冗談でそれをぶち壊すので、もはや彼は作品のことは気にかけない。危口は語り、引用し、語らさせ、吹き出しやドイツ語に翻訳されたテキストの断片をスクリーンに投影し、父が描いている途中の絵を見せる。その絵はアルベルト・ジャコメッティが描いた日本人哲学者矢内原伊作の肖像画に似ている。ここに本作のもう1つの層がある。

    危口は父の書棚に矢内原がパリでジャコメッティのモデルを務めていた時期の手記を見つけた。危口の父もまた、若い芸術学生としてパリにいたのである。しかし彼はジャコメッティのアトリエまでには至らなかった。そこで危口は演劇の舞台のために自分と父親にグロテスクな仮面をかぶせ、ジャコメッティと化した父親をイーゼルの前に座らせ、矢内原に仮装して芸術創作に関する会話をはじめる。しかし父はすぐに、塗った色の素材性である「マティエール」は思い通りに纏まらないといって悪態をつき、そのようにして芸術家と作品との格闘が示される。

     

    アネットの恋愛関係

    そして危口は3人目の人物を登場させる:女優の大谷ひかるだ。彼女にはジャコメッティの妻アネットの役割を与え、矢内原とアネットの恋愛関係について語ろうとする。おかしくてぎこちないダンスの中で、危口─矢内原はひかる─アネットを手に入れようとする。ところがすぐに演出家危口は女優大谷がこれ以上アネットの役を演じられずに、認知症の父親の世話をしなくてはいけないことを告白する。

    クールの観客たちは驚きながらそこに座り、次に一体何が起こるのかを考えた。しかしこの支離滅裂さを通して父親の進行した認知症の層が表現され、老人は最後に「私はどこにいるのか」と叫ぶ。ここで主題となるのはジャコメッティではなく、人間の存在に深く関わる問い─そして冷蔵庫である。にもかかわらず、いやむしろそれゆえ、ジャコメッティと過ごした時代の矢内原の手記のドイツ語訳を読みたいのである。

     

    *写真のキャプション

    画家とそのモデル:危口統之(左)とその父木口敬三は「わが父、ジャコメッティ」においてスイス人画家とその日本人モデル矢内原伊作との関係をテーマとして扱った。

     

     (翻訳:横堀応彦)

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    Togetter感想まとめ
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    July 19, 2019

    悪魔のしるし「わが父、ジャコメッティ」感想まとめ

    Togetterにてお読みいただけます!

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    掲載情報:artscape レビュー
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    July 19, 2019

    アートWEBマガジン''artscape''レビューにてご紹介いただきました!

    記事はこちらから(11月1日号)

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    ポスト・パフォーマンス・トーク :危口統之×福永信(京都公演)
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    July 19, 2019

    福永信さんと危口統之によるポスト・パフォーマンス・トークのレポートが公開となりました。

    KYOTO EXPERIMENTのWEBサイトにてお読みいただけます→レポートはコチラ

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    掲載情報:SYNODOS劇評
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    July 19, 2019

    言論ウェブサイト“SYNODOS”にて、演劇批評家・水牛健太郎さんに劇評を書いていただきました!

    ニセモノの父、ホンモノの父――悪魔のしるし「わが父、ジャコメッティ」劇評 水牛健太郎/演劇批評家

  • 掲載情報:神奈川新聞
    掲載情報:神奈川新聞(2014年10月9日)
    掲載情報:神奈川新聞

    July 19, 2019

    10月9日付の神奈川新聞にて取り上げていただきました!

    ’’演劇かリアルか…親子競演’’

  • NHK
    ラジオ出演
    NHK

    July 19, 2019

    NHK横浜 サウンド☆クルーズに危口統之が出演いたしました。

    (2014年10月6日放送)

    こちらからお聞きいただけます!

  • シアターガイド11月号
    掲載情報:シアターガイド11月号
    シアターガイド11月号

    July 19, 2019

    シアターガイド11月号“気になるあの人”に悪魔のしるし主宰・危口統之を取り上げていただきました!
    →シアターガイドWEBサイト

  • スクリーンショット 2014-11-07 18.45.24
    掲載情報:HARMLESS UNTRUTH インタビュー
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    July 19, 2019

    文化情報サイトHARMLESS UNTRUTHにて上條桂子さんにインタビューしていただきました!

    記事はコチラから

  • CINRAinterview
    掲載情報:CINRA.NET インタビュー
    CINRAinterview

    July 19, 2019

    CINRA.NETさんにインタビューしていただきました!

    対談相手はハードコアパンクバンド「core of bells」から池田武史さんと會田洋平さん。

    記事はコチラから「メンドくさい男の子たちの探究心 悪魔のしるし×core of bells」

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    トレーラー(KAAT)撮影・編集:西野正将
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    掲載情報:季刊エス10月号/P.128
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    July 19, 2019

    季刊エス10月号のPICK UP STAGEにてご紹介頂きました!

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    掲載情報:Metropolis/Sep 5-18, 2014/P.20
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    July 19, 2019

    英語情報誌メトロポリスにて紹介していただきました!
    WEBはコチラ→http://metropolis.co.jp/listings/stage/

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    掲載情報:intoxicate #111/2014 August 20/P8, 9
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    July 19, 2019

     タワーレコードで配布されているフリーペーパーintoxicate #111に、神奈川国際芸術フェスティバルのプログラムのひとつとして紹介していただきました!

    tower.jp/mag/intoxicate 

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    KAAT10月ハシゴ企画
    HASHIGO_9_19(2)

    July 19, 2019

    KAAT10月ハシゴ企画

    10月11日から13日はKAATで、悪魔のしるし、地点、青年団の公演をハシゴできます!

    悪魔のしるし『わが父、ジャコメッティ』KAAT中スタジオ

    地点『光のない。』KAATホール

    青年団+大阪大学ロボット演劇プロジェクト アンドロイド版『変身』KAAT大スタジオ

     

    11日[土]

    13:00 悪「わが父、ジャコメッティ」

    15:00 青「変身」

    18:00 悪「わが父、ジャコメッティ」 地「光のない。」

    19:30 青「変身」(地点とのハシゴはできません)

     

    12日[日]

    13:00 悪「わが父、ジャコメッティ」

    15:00 青「変身」

    18:00 悪「わが父、ジャコメッティ」 地「光のない。」

     

    13日[月・祝]

    13:00 悪「わが父、ジャコメッティ」

    15:00 青「変身」 地「光のない。」

     

    各公演情報はこちら

    青年団+大阪大学ロボット演劇プロジェクト アンドロイド版『変身』

    地点『光のない。』

     

母からの手紙

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    母からの手紙 14通目〜最終章〜
  • 3b-13母便り第十三回
    母からの手紙 13通目
  • 3b-12母便り第十二回
    母からの手紙 12通目
  • 3b-11母便り第十一回
    母からの手紙 11通目
  • 3b-10母便り第十回
    母からの手紙 10通目
  • 3b-9母便り第九回
    母からの手紙 9通目
  • 3b-8母便り第八回
    母からの手紙 8通目
  • 3b-7-母便り第七回
    母からの手紙 7通目
  • 3b-6-母便り第六回
    母からの手紙 6通目
  • 3b-5-母便り第五回
    母からの手紙 5通目
  • 3b-4-母便り第四回
    母からの手紙 4通目
  • mother-img-03
    母からの手紙 3通目
  • mother-img-02
    母からの手紙 2通目
  • mother-img-01
    母からの手紙 1通目

危口統之・阿部海太郎 往復書簡

  • 05_kiguchi_1031
    危口統之・阿部海太郎 往復書簡 10月31日 危口より
  • sonata
    危口統之・阿部海太郎 往復書簡 10月26日 阿部よりその2
  • etude
    危口統之・阿部海太郎 往復書簡 10月26日阿部よりその1
  • 03_kiguchi_0920
    危口統之・阿部海太郎 往復書簡 9月16日 危口より
  • 02_umitaro_0914_1
    危口統之・阿部海太郎 往復書簡 9月14日 阿部よりその1
  • 02_umitaro_0914_2
    危口統之・阿部海太郎 往復書簡 9月14日 阿部よりその2
  • abe-01
    危口統之・阿部海太郎 往復書簡 9月9日  危口より

試演会(KAAT)

  • Enquete20140626
    試演会アンケート 危口統之作
  • kaat-15
    試演会(KAAT)その5
  • kaat-09
    試演会(KAAT)その4
  • kaat-04
    試演会(KAAT)その3
  • kaat-02
    試演会(KAAT)その2
  • kaat-01
    試演会(KAAT)その1

試演会(倉敷)

  • kurashiki-07
    試演会(倉敷)その5
  • kurashiki-06
    試演会(倉敷)その4
  • RIMG3581
    試演会(倉敷)その3
  • kurashiki-05
    試演会(倉敷)その2
  • kurashiki-01
    試演会(倉敷)その1

制作物

  • fronts
    "Mon Père, Giacometti" Bookmark 2
  • red_front
    "Mon Père, Giacometti" Bookmark 1
  • graphic-01
    公演(KAAT)ポスター
  • graphic-03
    試演会(KAAT)当日パンフレット2
  • graphic-02
    試演会(KAAT)当日パンフレット1

木口家アルバム

  • 写真 1980
    1980
  • 写真 1979
    1979
  • 写真 1975
    1975
  • 写真 1978
    1978
  • album-03
    敬三さんの新聞でのコラム
  • album-02
    油絵
  • album-01
    敬三さんと木口さん